川太郎さんブログからの転載 レンギョ大量死!

2022年05月02日
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日記
川太郎さんブログから丸っと転載です。
まずは記事をご覧あれ。

リンク元:https://kawataroo.exblog.jp/29172328/?utm_source=exblog-webpush&utm_medium=push

遊水地で魚の大量死 - 原因は酸欠?
渡良瀬遊水地で、数千匹の魚の大量死がありました。

4/17に遊水地を訪れた友人の話では、「トラックを使い廃棄しているが、まだ処分しきれていなかった」との事。

ネットでも、「渡良瀬遊水地」「魚の大量死」でたくさん記事が上がっていました。

それらの記事のポイントをまとめると・・・

●2022/3/14に渡良瀬貯水池内で少なくとも数千匹の魚が大量死しているのが発見された。

●水質調査の結果、環境基準値を超える有害物質は確認されず、水質に異常はなかった。

●原因としては、水位が下がっている状態で、水温が上昇し、酸欠になったと推察される。

●現在、死魚の回収作業を進めている

この時期の遊水地は干し上げ後、まだ水が入っていない状態です。2022/3/5の記事でこんなことが書かれています。

「現在は満水位より約6.7m下がった状態だ。この後、3月下旬から徐々に水位を戻していくという。」
(谷中湖「干し上げ」進む 渡良瀬遊水地 https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/560520)

水が少なく浅い状態で、熱を与えたらすぐに温まってしまいそう、そして、確かにこのあたり、みょうに気温が高かったようではあります。

とはいえ・・・ですよ。
私の経験上、自然下の池や沼の水温は過去3~5日の平均気温とほぼ同じくらいになります。

過去天気サイトで確認したら、最低/最高気温は次の通り。
3/10 1.2℃/15.2℃
3/11 5.2℃/17.7℃
3/12 5.3℃/22.7℃
3/13 7.1℃/20.1℃
3/14 11.0℃/25.7℃

3/14時点での、過去5日の平均気温は13.1℃、過去3日でも15.3℃。同じ3/14に、私も埼玉の沼で釣りをしていますが、水温は12℃でした。なので、遊水地の水温も12~15℃くらいだったのではないかと推測されます。

15℃で酸欠・・・???

夏場、最も暑い時期の遊水地は水温が30℃になり、この水温になると多くのハクレンが水面の数センチ下まで上がってきて、ハフハフやっているのを見かけます。よって、「水温30℃」というのが、ハクレンが酸欠になる温度だと認識しています。

それが15℃程度で酸欠とは・・・どうにも信じられないものがあります。確かな原因は分かっていないというのが、実際のところだと思われます。

ともあれ、ハクレンも大量に死んでしまったようで、とても残念なニュースです。

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関連情報サイトは下記の通り。

■渡良瀬貯水池(谷中湖)における魚の大量死について
https://www.ktr.mlit.go.jp/tonejo/tonejo00881.html

■「ひどい臭い」魚が大量死 少なくとも数千匹か 渡良瀬遊水地の谷中湖
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/572844?rankinghour

■渡良瀬遊水地で魚が大量死
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/97518





ぬうう…。

レンギョがこれだけ死んでしまったのは本当に残念です。

”15年以上、遊水地に来ているがこんな光景は見たことがない」と驚いた様子で話していた。”

渡良瀬遊水地でもこんなことはそうそうめったに起こることではないようです。

「谷中湖では3月下旬まで、かび臭の原因となる植物プランクトンなどの発生を抑制するため、水を抜いて湖底を日光にさらす干し上げが行われていた」

ということは餌が無くなって死んでしまったのか?
酸欠なのか?

私も先日の記事でハクレンが死んでいることを書きましたが、数としては全く比になりませんね。

レンギョの死骸が増えまくり

ただ、私のフィールドは荒川や渡良瀬遊水地と比べたらハクレンの総数は圧倒的に少ないはずです。それなのにあちらこちらでレンギョの死体を見かけるということは、酸欠だけの理由ではない気がします。

酸欠だったら他の魚もそれなりの数死んでいるはずです。


日本全国各地で一斉にというわけではありませんが、地方や規模はバラバラなものの2,3年に一度は「大型淡水魚の大量死」がニュースで報道されています。

水戸の河川で鯉、鮒、うなぎが大量死!2020年05月13日

沖縄で鯉が大量死っ!2017年08月04日

利根川水系で5000匹の外来魚達が大量死!レンギョ、草魚…アメナマも?2015年09月16日


数年に一度起こる怪奇現象で済ませておくわけにはいかないですね。

毎回大量死の原因は明らかにならず、酸欠、水温上昇、除草剤では?などとはっきりしません。

起こってほしくないものです。
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イヨッシー
Posted by イヨッシー
平成26年から鯉釣りを始めました。パン粉小麦粉を中心とした激安餌、中古激安仕掛けでの鯉釣り。最近はこぼり製の餌に夢中!マルキュー越えを目指す!

Comments 2

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川太郎

遊水地の干し上げ

遊水地の、魚の大量死の根本原因は「干し上げ」にあるかと。

干し上げにより遊水地の水量が減少
→魚が過密状態
→「何らかのこと」で何匹かの魚が死ぬ
→腐敗によりアンモニア発生
→アンモニアと腐敗物を分解する好気性細菌が急激に増える
→好気性細菌が酸素を消費し、酸欠に
→さらに多くの魚が死ぬ
→腐敗によりアンモニア発生
→アンモニアと腐敗物を分解する好気性細菌がさらに急激に増える
→好気性細菌が酸素を消費し、さらに酸欠に
・・・のループで、悪化状況はどんどんエスカレートしていくのだと考えられます。

水槽で「過密飼育をするな」とよく言われますが、過密飼育をしていると、ちょっとしたことでバランスが崩れ易く、バランスが崩れたとき、上記のような流れで、水槽の魚が全滅になるからです。

今回の魚の大量死も「何らかのこと」の部分、つまり、トリガーの部分が不明なだけで、根本の原因は「干し上げ」だろうと考えられます。「干し上げ」はやめた方が良いのに・・・と思っているのですが。

2022/05/03 (Tue) 17:57
イヨッシー

イヨッシー

Re: 遊水地の干し上げ

なるほど…。
ほし上げは確かに魚にとっって悪影響があったと言ってよさそうですね。
過密飼育して元気だったのにいきなり金魚が全滅してしまいました~。みたいな話をネットで見かけたことがありましたが、考察を見て納得しました。

川太郎さんの釣り場でモロに悪影響が出てしまいましたね…。
鯉や鮒などは大丈夫だったのでしょうか…。

2022/05/05 (Thu) 21:58